兵庫ゴム工業会、兵庫県ゴム工業協同組合
兵庫ゴム工業優秀従業員表彰
総勢19人の功労者が受賞の栄誉
兵庫ゴム工業会(吉井満隆会長)、兵庫県ゴム工業協同組合(関達郎理事長)は11月9日、神戸市中央区の神戸三宮東急REIホテルにおいて「第65回兵庫ゴム工業優秀従業員表彰式」を開催した。本年度の受賞者数は永年勤続・勤務成績優秀者12人、技術上・業務上の貢献者7人で、総勢19人の功労者が受賞の栄誉を受けた。
式典の冒頭、あいさつに立った吉井会長は「受賞者本人だけでなく、新たな人材の育成に力を注いでいる会員・組合員企業の尽力にも敬意を表したい。本年も、新型コロナ感染症の影響によって、さまざまな行事が延期や中止に追い込まれてきた。10月に非常事態宣言が解除されたことで、この表彰式を開催することができたことで、皆さんとの顔合わせができたことを心よりうれしく思う。この表彰式は昭和31年に設けられ、今回で65回目を迎える。兵庫県はゴム産業発祥の地であり、一世紀にわたる長い歴史の中で、会員・組合員企業にとってはさまざまな試練を乗り越えながら今日を迎えている。そうした企業を支えてきたのが皆さんの先輩方であり、開発や製造面における努力によって各社の発展が成し遂げられてきた。皆さんの勤勉な仕事ぶりにも期待を掛けており、今回の受賞に誇りを持ってほしい。ビジネスも大きく変化を遂げており、今日では環境対応を伴った事業展開が当たり前のものとなっている。ゴム・エラストマー事業も変化の真っただ中にあるが、市場ニーズを取り込むことによって、今後も一段と発展していく業界であると考えている。次のステージに向けて迅速に駆け上がっていくためにも、皆さんのさらなる成長に大いに期待している」と述べて激励した。
贈呈式では、吉井会長からそれぞれの受賞内容の受賞者に対して表彰状が手渡された。来賓による祝辞が披露され、兵庫県の齋藤元彦知事、神戸市の久元喜造市長、神戸商工会議所の家次恒会頭によってしたためられた祝いの言葉が代理人によって読み上げられた。
受賞者を代表して謝辞を述べた内外ゴムの島田和敬氏は「ゴム産業発祥の地であり、100年以上の歴史を培ってきた兵庫県のゴム業界の企業の一員として、仕事に従事できたことを非常に光栄に思う。今日の感謝の気持ちを忘れることなく、今後もゴム産業の発展に向けて努力を重ねていきたい」と述べ、受賞の喜びを表した。
その後、関理事長が壇上に上がり「皆さんの日ごろの努力と仕事への取り組みに対して尊敬の念が絶えない。本日、受賞の栄を受けた皆さんは、仕事に対して創意工夫を凝らし、職場での熱意による功績が認められた。最近はコロナ禍によって、人との交流に制限が掛けられるなど厳しいビジネス環境にあり、自然災害による脅威、地政学的な問題など、われわれを取り巻く環境の厳しさは一段と増している。目の前に初めて立ちはだかる試練であっても、労使一体となって必ず乗り切っていけると信じており、皆さんの今後の活躍を期待するとともに祝いの言葉を送りたい」と述べ、期待の言葉を送った。
式典後は記念撮影が行われ、各団体の役員と受賞者、会員企業の代表者らが集まり、精勤の印として一つのフレームに納まった。