2022年6月5日

〈総会〉中部ゴム商組
通常の活動再開願う

有益な取り組みの実施計画

中部工業用ゴム製品卸商業組合(加藤已千彦理事長)は5月19日、愛知県名古屋市の名古屋観光ホテルで「第43回通常総会」を開催した。当日は本部総会に先立って同組合愛三岐支部の「第41回通常総会」も開催され、「第1号議案 令和3年度事業報告」「第2号議案 令和3年度決算関係書類承認」「第3号議案 令和4年度事業計画案」「第4号議案 令和4年度予算案ならびに経費の賦課徴収方法案」「第5号議案 任期満了に伴う役員改選」など、すべての議案を原案通り可決承認した。また今年度の役員体制については甲田昌史支部長をはじめ家田高蔵副支部長、木村憲藏副支部長、9名の幹事および監事が全員再選。引き続きこの13名で支部の活動の運営にあたる。

しばらくの休憩を挟んで同組合の本部の通常総会が開かれた。会場ではまず組合物故者へ出席者から黙とうが捧げられ、その後あいさつに立った加藤理事長は「昨年、一昨年は新型コロナの感染拡大による緊急事態宣言およびまん延防止の発令に伴い通常総会は書面決議によって実施してきた。そのような状況下で多くの組合活動についても自粛を余儀なくされ、感染拡大の予防に向けた対策を講じながら実施可能な取り組みを模索してきたものの、結果的にほとんどの活動を実施することが叶わなかった。ただ、現在はまん延防止も解除され感染者数も減少傾向にあり、ワクチンの接種も進んでいることから経済活動も早期に従来の状態に戻ってくると期待を掛けており、組合活動においても今年度は通常通りの開催ができることを願っている。今後はITを使ったリモートによる活動と対面による活動のハイブリッドでの開催を予定しており、双方の取り組みをうまく組み合わせながら組合員の役に立つ事業を実施していきたい」と、今後の活動についての方向性を示した。

その後、神谷信次理事が議長に就任して議案審議へと入った。当日は委任状による出席を合わせて76社が出席。過半数を満たしたことで総会は有効に成立し、「第1号議案 令和3年度事業報告」「第2号議案 令和3年度決算関係書類の承認」「第3号議案 令和4年度事業計画案」「第4号議案 令和4年度収支予算案ならびに経費の賦課金徴収方法案」などが審議され、すべての議案が満場一致で承認された。また今期は改選期にあたることから任期満了に伴う役員改選も行われ、別室において当日任命された選考委員によって慎重に協議された結果、加藤理事長、加藤龍雄副理事長、大野裕副理事長、川島健一理事相談役が留任。太田直美常任理事は理事に就任し、新たに神谷理事が常任理事を務めることになった。

令和4年度に予定されている主な事業については経営に関する事業として、各種の研修会の開催をはじめゴム業界にかかわるさまざまな情報の収集と提供を行っていく考え。また教育・指導に関する事業としてはマナー研修・営業社員研修・幹部社員研修など、これまでにも実績のある幅広い分野における会員企業に有益な取り組みを引き続き実施できるよう努めていく方針。

総会終了後は会場を移して懇親会も開催された。社会状況を鑑みて着席スタイルの感染予防対策に配慮した形での懇談であったが、川島理事相談役の威勢の良い乾杯の発声で参加者はグラスを高く掲げた。