2022年6月25日

〈総会〉ベルト伝動技術懇話会
ウェブ主体で会場も

今後の活動は状況見て判断

ベルト伝動技術懇話会(大窪和也会長)は6月10日、京都府京田辺市の同志社大学・京田辺校地において、ウェブを主体としたハイブリッドにより、総会・講演会を開催した。

総会では開会の辞、会長あいさつ、議長選出の後、議案審議へと進行。大窪会長が議長を務め、報告事項として、2022年度会員報告、21年度活動報告、21年度決算報告・監査報告を行った。議案項目として、21年度剰余金処分(案)、22年度活動計画(案)、22年度予算(案)ならびに人事案の審議が行われ、原案通りすべて可決。22年度の活動計画は、当日の総会・講演会をはじめ、企画委員会においては、講演会に向けた企画委員会の開催を経て、第27回講演会を9月ごろ、第25回講習会を来年2月ごろに開催する。会場は未定で、コロナ禍対応を見据えて対面かオンライン、その併用を検討する。Q&A委員会では、従来通りの活動を実施。ホームページ委員会では、懇話会活動のPR、内容変更を各委員会などから発信できるよう、システムの変更を進める。

幹事会においては、会議を適宜行うが、コロナ禍の状況によって対面、オンライン、併用方式の会議形態を選択。国際会議は行われないが、国際交流を促進する展開について検討する。

役員等の体制については次の通り(敬称略)。

【役員】
▽会長・大窪和也(同志社大学)
▽副会長・龍巳良彦(三ツ星ベルト)、明石貴光(バンドー化学)
▽幹事・飯塚博(山形大学)、板垣貴喜(木更津工業高等専門学校)、上田康博(ハバジット日本)、小武内清貴(同志社大学)、梶原啓介(日本板硝子)=新任、佐藤雅巳(ニッタ)、鈴木芳史(帝人フロンティア)、田中滋泰(日本ベルト工業会)、友淵正人(椿本チエイン)、野本宏文(日本ゼオン)、原田洋平(本田技研工業)=新任、兵頭大介(NOK)
▽幹事(企画委員長)・坂井友貴(デンカ)=新任
▽会計監査・瀬藤誠二(芦森工業)

【企画委員会】
▽企画委員長・坂井友貴
▽企画副委員長・江口直樹(三ツ星ベルト)
▽企画会計委員・影山直樹(ゲイツ・ユニッタ・アジア)
▽企画委員・井上葵(本田技研工業)、岩亜安泰(帝人フロンティア)、岩橋一樹(ハバジット日本)、岩本一記(フォルボ・ジークリング・ジャパン)、江守宣佳(日本ゼオン)、佐藤英之(椿本チエイン)、下川幸正(日本板硝子)、真銅友哉(バンドー化学)
▽顧問・大窪和也

【Q&A委員会】
▽Q&A委員長・小武内清貴
▽Q&A委員・明石貴光、飯塚博、板垣貴喜、榎田政純(タイヨウ)、龍巳良彦、中村晴彦(ニッタ)、梶原啓介、山本貴司(ニッタ)
▽Q&A委員会顧問・大窪和也

【HP委員会】
▽HP委員・小武内清貴
▽HP委員会顧問・大窪和也

総会後には講演会を実施。第1部の招待講演では、東京電機大学理工学部の井上貴浩機械系教授が「丸ベルトの捩りと伸びを利用したアクチュエータ開発とロボットハンドへの応用」をテーマに講演、続いてアイシンのY/M技術部第2設計室第2グループの石原亘氏が「アイシンにおけるCVT技術の変遷」をテーマに自社の取り組みについて説明した。

講演会第2部では、企業紹介最新事例紹介として、ベルトメーカー4社から技術者を招き、各自がそれぞれ各社の取り組みを紹介。ニッタからは工業資材事業部ベルト事業グループの佐藤佑紀氏が登壇し、「紙工用ベルトおよび現場での簡易エンドレス工具の紹介」を行った。引き続き、ハバジット日本技術部の野田真幹氏が「食品工場向け新製品について」説明。バンドー化学産業資材事業部の明石貴光氏は「記念の新製品(伝動・搬送)ベルトについて」の紹介を行った。三ツ星ベルトからは、技術本部技術第1部の長谷川新氏が「超高負荷伝動タイミングベルト新製品の紹介」を行った。