2022年11月25日

ミズノ
経産省「出向起業等創出支援事業」

初めて同社社員が採択

ミズノ(水野明人社長)は、経済産業省が実施する「大企業人材等新規事業創造支援事業費補助金(出向起業等創出支援事業)」に応募し、補助対象事業者としてミズノ社員が初めて採択された。

今回採択されたのは、社内の新規事業開発プログラムから生まれた左右別サイズのシューズ購入サービスの事業化を目指す企業発のスタートアップで、社名は「株式会社DIFF.」(URLhttps://diff‐shoe.studio.site/)。

DIFF.は、左右別サイズでシューズを購入できるECサイトおよび流通システムを新たに構築し、左右別サイズでのシューズ提供を世の中の常識にすることを目指して起業。足の大きさが左右で異なり、推奨サイズの大きさが左右で異なる人の割合は2割に及び、不便を感じている人が多くいることに着目した。

DIFF.の代表取締役社長には清水雄一氏が就任。清水氏は2012年ミズノ入社、研究開発部に配属。22年10月31日までグローバル研究開発部に所属していた。

ミズノでは研究開発力を強化し、スポーツによる社会イノベーション創出を加速させるため、イノベーションセンターを先月8日に設立。同センター設立の目的の一つにスタートアップ企業との共創を掲げており、本件もその一つとなった。

出向起業等創出支援事業は、経済産業省令和4年度大企業人材等新規事業創造支援事業費補助金に基づき、出向起業を活用して新規事業開発を行うにあたり、事業開発費用(プロトタイプ開発、実証実験など)の一部を補助するもの。