2023年5月20日

ユーシン精機
WEMO社子会社化

欧州でのブランド価値向上

ユーシン精機(小谷高代社長)は、スウェーデンのWEMO Automation AB(Johannes KjellgrenCEO、以下、WEMO社)の株式を取得し、子会社化することを発表した。契約締結は5月16日に行われ、株式譲渡実行日は5月30日の予定。

同社グループは「世界をめざして常に革新ある技術を創造し、広く社会に貢献」するという経営理念の下、取出ロボット業界におけるリーディングカンパニーとしてさらなる発展を目指して、グローバル営業展開の強化を図ってきた。

今回、子会社化するWEMO社は北欧を中心とした欧州地域を主たるターゲットに射出成形品取出ロボットおよび省力化システムを含めた周辺機器の開発、製造、販売およびアフターサービスを事業として展開。WEMO社製品は、高い製品品質やアフターサービスに定評があり、また、汎用品の提供だけでなく顧客の要望に合わせた製品提供を行えることなどから、長年顧客から高い評価を得ている。

同社ではWEMO社の子会社化によってユーシン精機グループの欧州地域におけるブランド価値にの向上およびシェア拡大を実現できるものと考えている。また両社が持つ技術力、購買力の相互活用によるシナジー効果も期待している。

【WEMO社概要】
▽所在地=Bredastensvägen 12, 331  44 Värnamo, Sweden
▽事業内容=射出成形機用取出ロボットの開発、製造、販売
▽資本金=12万SEK
▽設立年月日=1987年10月29日
▽大株主および持株比率=Hahn Group100%
▽売上高=1億2100万SEK(22年12月期)