2023年5月30日

ポリプラスチックス
スーパーエンプラPEK事業開始

3種類の計6グレードを上市

ポリプラスチックス(宮本仰社長)は4月から、結晶性スーパーエンジニアリングプラスチック(以下、エンプラ)のポートフォリオの最上位に位置するエンプラ「SARPEK PEK(ポリエーテルケトン)」事業を開始した。

SARPEK PEKは、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)と同じ骨格を有する樹脂で、結晶化速度が速く高い成形効率が期待できる。従来、結晶性スーパーエンプラでは不可能だったような過酷な環境下での金属を代替しうる高耐熱・高強度の新材料となっている。アプリケーション例としては耐久性が要求されるような箇所のバネやギア、ねじなどの機械要素部品に好適。

今回の事業開始に伴い、非強化、ガラス繊維強化、カーボン繊維強化3種類の計6グレードを上市する。なお、日本国外での販売開始は本年10月に予定されている。

今後の展開としては、金属から樹脂への置き換えニーズ等、顧客の用途に応じて提案。サンプルはペレットだけでなく、押し出し棒等の試験片の提供も可能。

Webページ(https://www.polyplastics-global.com/jp/approach/19.html)では物性値や曲げクリープ特性、引っ張り疲労特性のグラフなど詳細なデータが掲載されている。