アキレス
瞬足ドリームフェスタ開催
20周年プロジェクト方針発表
アキレス(日景一郎社長)は、主力の子ども靴「瞬足」が今年5月で、発売20周年を迎えることから、これを記念したイベント「瞬足ドリームフェスタin国立競技場」を、5月5日のこどもの日に国立競技場(東京都新宿区)において開催した。
瞬足は「コーナーで差をつけろ」というキャッチコピーを冠し、2003年の5月発売以来、シリーズ累計販売足数8000万足を超えるジュニアスポーツシューズの人気ブランド。「速い子はより速く、遅い子には〝夢〟を」を開発コンセプトとして、足の成長に合わせたラスト(足型)と足への負担の軽減など、同社が提唱する足育(そくいく=足の機能を育てる)思想に基づいて設計されており、足の健康への配慮とともに、夢を応援して楽しく走ることをサポートする機能面の特長が子どもたちの大きな支持を獲得してきた。
当日は、イベントの開催に先駆けて記者発表会が行われ、柳川達也取締役や海野実シューズ事業部長らが同社が取り組むプロジェクトの概要について説明にあたった。「瞬足は、当時の開発担当者が運動会の競技(のコーナー)で転倒する子どもたちを見て、転ばずにゴールまで走らせてあげたいという思いを抱いたことが開発のスタートとなった。左右非対称のソールや左回りのコーナー攻略のためのスパイク機能の搭載といった、常識にとらわれない柔軟な発想が開発の原点となっている。発売から20周年を経て、瞬足を履いて育った子どもたちが大人になり、親の世代になりつつある。商品企画に携わるスタッフもその一人であり、子ども時代の靴への憧れと親になってからの子どもたちが履く靴への願いというそれぞれの視点で現在の子どもを惹き付ける機能とデザインを日々追求し続けている。当社では20周年の節目にあたり、瞬足ブランドへのさらなる信頼感の醸成に向け、『子どもの夢応援プロジェクト』を始動する。タグラインを『今日、夢が走り出す。』、ブランドステートメントを『頑張る〝きっかけ〟と〝ワクワク〟を支え、夢に進む力を育む、子ども達の靴』とし、子どものワクワク感を引き出していく各種の施策を展開していく」(柳川取締役)。
具体的な施策については、まずは今年3月から「20周年記念モデル」の発売を開始。この「瞬足JJ―055」は、新設計のラストを採用し、ブランドステートメントである子どもたちをワクワクさせる近未来をイメージさせるデザインを体現。未来指向の機能と独創的な外観は、リニアモーターカーをモチーフとしており、独自の配合素材や構造によってさらにクッション性や反発性を高めるなど製品史上、最高水準の履き心地を実現している。また、高品質な作画と演出で定評のあるアニメ製作会社A―1Picturesが手掛けた20周年記念のテレビCMを3月25日から全国ネットで放映。さらにはCMで登場するキャラクター「XDREAMERS」のその後を描いた限定コミックスを全国の靴専門店で7~10月にかけて無料配布する予定となっている。
その後、会見ではシューズ事業部の渡邉岳慶氏からドリームフェスタin国立競技場について当日のイベント内容の説明が行われ、ほかにも男子走高跳の佐藤凌選手や人気お笑いタレントのパンサーも参加してトークセッションが繰り広げられた。
競技場では午前9時より執り行われた開会式を皮切りに「瞬足チャレンジ(独自の学年別コーナー走)」のほか、小学生未満の児童と保護者を対象にした〝ミニミニ走〟も開催。また〝スペシャルイベント〟として、プロなわとびブレイヤーの森口明利氏によるなわとびレッスン、佐藤選手のデモンストレーション、パンサーのお笑いトークライブなども行われ、参加児童と保護者たちは好天の下、競技会と楽しい企画を満喫できた一日となった。