2023年9月30日
UBEマシナリー
ギガキャスト用超大型ダイカストマシン受注
国内ダイカストマシンメーカー初
UB6500iV2ダイカストマシンの外観(イメージ図)
UBEグループの機械事業の中核会社・UBEマシナリー(所在地・山口県宇部市、宮内浩典社長)は、自動車の車体部品などをアルミニウム合金で一体成形するダイカスト技術「ギガキャスト」に対応した超大型ダイカストマシンを、リョービ(浦上彰社長)から受注した。
新規に受注したマシンは、2022年11月に開催された「日本ダイカスト会議・展示会」において、UBEマシナリーが受注開始を発表した「UB6500ⅰⅤ2ダイカストマシン」で、国内のダイカストマシンメーカーとしては初めての、超大型ダイカストマシンの受注となる。24年度中に静岡県菊川市で稼働させているリョービ菊川工場への納入、据え付け、引き渡し完了を目指している。
ダイカストマシンは、溶融した軽合金を金型内に充てんすることにより、自動車のエンジン部品や高強度足回り部品、車体構造部品、薄物大型家電部品など、広範囲な金属製品を生産するダイカスト法により、金型を装着する。
UBEマシナリーは、62年に1号機を納入して以来、常にダイカスト技術の革新により、時代のニーズに合致したダイカストマシンの開発に取り組んでいる。
ギガキャストは、溶融したアルミニウム合金によって自動車の車体部品などを一体成形する技術で、部品点数を大幅に削減することが可能。製造工程も大幅に削減できる鋳造技術となっている。